こんちには。渡田本校の大胡です。
よく、「国語の読む力を強化するのに、読書は効果的か」という話があります。
これに対する答えとしては「どういう目的で読書をするか」という視点によって「効果的だ」とも「そうでない」ともいえます。
<どういった意味で効果的か>
・読書を趣味として、気分転換として楽しむために行う。
・語彙力の強化や、正しい日本語を学ぶという意味で行う。純粋な国語力の強化のため。
<どういった意味で効果的でないか>
・受験対策(読解の際の視点が受験と普段の読書では変わるため)
・テスト対策(学校の先生の解釈が大きくかかわるため)
また、読書の際に速く読むこと(速読)ばかりに集中して、じっくり読む・理解する(精読)が甘くなる場合があります。
受験ということを考えれば速読が出来るに越したことはないですが、そのためには精読が出来る力がなければ本末転倒です。
たとえて言うならば、基礎体力をつけずに応用レベルの技術練習ばかりしているのと一緒です。応用レベルの技術が身につく前に力尽きてしまいます。
プリオーレでは、特に小学生の国語の時間は意味が分からなそうな単語は辞書で調べることを徹底させています。その甲斐あって、辞書で調べるのが早くなってきた・言葉の力が少しずつ身についてきた生徒が出始めています。
語彙力はすぐに身につきません。日々の地道な作業の積み重ねが語彙力強化の一番の近道です。ご家庭でもぜひ辞書を引かせながらの読書をお試しください。
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