「模擬試験とその結果」

こんにちは、渡田本校の内田です。

先週辺りから模擬試験の実施週ということもあり、模試受験前後に生徒たちが一喜一憂する姿をよく目にします。

模擬試験とその結果を、みなさんはどのように捉えていますか?

ある高校3年生のお話です。彼は、第一志望のA大学(彼にとっての挑戦校)、第二志望のB大学(実力相応校)、第三志望のC大学(すべり止め校)を、毎回判定校として決めて模試に臨んでいました。数回分の模試の結果を受験前に確認すると、だいたいA大学の合格率が30~40%、B大学が60~70%、C大学が80%以上でした。

さて、実際の受験の結果はどうなったでしょうか?

A大学は不合格でした、まあ挑戦校でしたし…仕方ないかと…。B大学は何とか補欠合格でした、とりあえずひと安心。そしてC大学は、合格………できませんでした……まさかの不合格。

模試の結果で合格率80%未満を一回も出したことのないC大学に、まさかの不合格。

彼がC大学に合格できなかった理由は、大きく二つあります。

①模試の結果からC大学のレベルを甘く見ていて、C大学の過去問を全然解かなかった。

②模試の結果だけに満足して、返却された模試の復習を全くしていなかった。

模試はあくまでも本番の試験の模擬練習です。もちろん、「(問題が)解けた・解けなかった」「(偏差値が)良かった・悪かった」等の反応は自然なことですし、模試の結果は受験のための大きな参考資料になります。ただ、受験本番で良い結果を残す人の多くは、「模試で間違えた問題をしっかり復習していた」り、「志望校の過去問(私立・公立・国立問わず)をしっかりしていた」人です。

模試で一喜一憂した後は、模試で間違えた問題の復習と、(特に受験生は)志望校の過去問をたくさん解く、これが大事だと思います。

以上、受験当時から13年経った「ある高校3年生」からのお願いでした。

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